
『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年の名作アニメを現代的にリメイクしたSF作品です。2012年に劇場で先行公開され、2013年にはテレビで全26話が放送されました。物語は、異星人ガミラスの攻撃によって滅亡の危機にある地球を救うため、宇宙戦艦ヤマトが14万8千光年先のイスカンダル星を目指して旅に出るという壮大な冒険です。総監督は出渕裕さんで、旧作の世界観を大切にしながら、キャラクターや設定を現代風に丁寧に再構成。映像はフルデジタルで、戦闘シーンや艦艇描写も迫力があります。また、一部の原画に庵野秀明さんが参加しているほか、数話の脚本には樋口真嗣さんも関わっており、豪華な制作陣による作品としても注目されました。旧作ファンにも初めての方にも楽しめる、完成度の高いリメイク作品です。
出渕裕監督が語る新たなるヤマトの魅力 – 『宇宙戦艦ヤマト2199』、4月7日上映開始(マイナビニュース)
出渕裕さんは旧作ヤマトの制作には参加していませんが、TVシリーズ3作目『宇宙戦艦ヤマトⅢ』に登場する護衛戦艦アリゾナのメカニックデザインを担当しました。幼少期からの熱心なヤマトファンであり、その影響を受けて育った世代のクリエイターです。『宇宙戦艦ヤマト2199』では総監督を務め、旧作への深い敬意を持ちながら、キャラクターや設定、世界観を現代の視点で丁寧に再構成しました。映像表現や物語の構造も刷新され、旧作ファンにも新規視聴者にも受け入れられる作品に仕上げています。出渕さんは「ヤマトを作れるのが嬉しかった」と語っており、リメイクの立役者としてシリーズに新たな命を吹き込んだ重要な存在です。
あまり知られていませんがエヴァンゲリオンで有名な庵野秀明さんが『宇宙戦艦ヤマト2199』の第14話「魔女はささやく」に原画スタッフとして参加しています。出渕裕氏が「もし庵野が『ヤマト』のリメイクをやるなら自分が補佐に就く」と言っているくらいの仲なので、そんな関係性からの参加なのかもしれません。もちろん庵野さん自身がヤマトシリーズに強い思い入れを持っていることの現れでしょう。そして庵野さんが代表を務める株式会社カラーがヤマトをベースにした新作劇場アニメの制作権を取得し、2025年からのプロダクション開始を目指して企画が進行し始めました。新作は従来のヤマトシリーズとは異なる新たな展開になる予定で、今後の動向にも注目です。
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