最高のクライム・アクション漫画「BLACK LAGOON」
「BLACK LAGOON」(ブラック・ラグーン)は、広江礼威先生による日本の漫画作品で、アニメ化もされている。タイの架空の犯罪都市ロアナプラを舞台にしたクライムアクション。
【あらすじ】
日本の商社・旭日重工の社員である岡島緑郎は、南シナ海で違法な運び屋「ラグーン商会」に誘拐される。自分が会社から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーに協力する。やがて岡島は「ロック」と呼ばれ、ラグーン商会のひとりとして、ロアナブラを仕切る各勢力のボスたちからも一目置かれるようになっていく。
物語はロックの視点を中心に進み、ロアナブラで起こる様々な事件が描かれる(主に犯罪)。多くのアクション映画のオマージュが盛り込まれている。「今そこにある危機」「ザ・ロック」「トゥームレイダー」「デスペラード」「レザボア・ドッグス」「男たちの挽歌」「セーラー服と機関銃」等々といろいろ。そのオマージュの盛り込み方は他のアクション漫画とは一線を画す。
特にクエンティン・タランティーノ作品からの影響は高そう。また中華マフィア「三合会」の幹部の張のキャラは「男たちの挽歌」に登場する落ちぶれる前のマーク(演チョウ・ユンファ)そのままで、まるでマークが膝を撃たれず落ちぶれる事なく三合会の幹部になった世界線であるかの様で良い。
尚、主人公レヴィの造形的元ネタは「トゥームレイダー」のララ・クロフトと思われる。
セリフにはスラング風な言葉を入れ込むのが特徴。
巻数が進むごとにゲストキャラとして登場する悪党の深堀り密度が高くなっていき比例してストーリーも面白くなっていく。
時代設定は90年代らしい。最新刊にいたるまで物語の時代設定に変化はない。
原作漫画、アニメともに海外の評価も高い!
アニメ版は第1期(12話)、第2期(12話)、そしてOVA「Roberta’s Blood Trail」(5話)で構成されている。アニメは漫画の一部エピソードを省略したり、順番を変更したりしている。
またセリフの一部やシーンはアニメオリジナルの箇所もあるが違和感のないものになっている。
最近、ブラウザRPGも登場した。