
2024年開設の新しい小説投稿サイト「ネオページ」
目次
ネオページとは
ネオページは、2024年7月30日よりサービスを開始した小説投稿サイトです。
小説投稿サイトとしては珍しく出版社が関係していない。サイトの見た目は綺麗で機能は多彩。表紙をサイト内ツールで作成できるのも面白いです。
使ってみてですがサイト内アイコンの意味や操作が解りにくくちょっと残念です。
サイト内で使用しているイラストはAI生成が主体のようです。サイト全体の文字はなぜか小さく、作品本編のフォントの大きさは適度ですが、その理由は不明。
運営会社は、IPビジネスに発展させたい意向があるようで、ヒット作品からメディアミックス展開に繋がる可能性もあるかもしれません。今後の成長が楽しみな小説投稿サイトです。
現在、利用者獲得の為にキャンペーンをいろいろと実施中。
実際に使ってみた
サイトの見た目はキレイで何かこだわりあるようにも感じました。しかし実際使ってみるとちょっと気になる使い難さが多々ある事に気づきます。
サイト内文字小さすぎ
とにかく文字が小さすぎます。スマホで見ると変換されるのかと思ったら小さいままでした。多くの小説投稿サイトがスマホで読むことを前提にしているのを考えるとこれはツライかも。ただし作品の文字は適度な大きさになります。
せめてAmazonやYahooニュースくらいの文字の大きさにしてほしいです。でないと利用者に潜在的な不満は蓄積するでしょう。
機能の説明がちょっと
ネオページには特有の機能が多数あり、サイトの独自性を出そうとする意識は感じます。ところが肝心の機能説明が不足してます。使用方法をどこで分かるのかというと「ヘルプ」の項目の中にあり、ヘルプはサイトの最下部であまりユーザーが見ないところに配置されています。
他のサイトと同様の機能であれば説明なしでも利用できるとして、説明の必要な特有の機能はメニューに入れておいた方が賢明。他のサイトはだいたいそうなっています。ちなみに同じような不親切仕様の投稿サイトが過去にありましたが、すでに消滅しています。
レビューが機能していないのなぜ?
ネオページには作品レビューを書き込む機能があります。ですが、肝心のレビューがサイトのどこにも表示されません。サイト構築の途中であるのか、それとも完全に忘れているのか、いったいどういうことなのでしょう?
作品は探しやすくはない
ぶっちゃけ「作品を探しやすい」を謳い文句にしていますが、そこに特化はしていません。他の投稿サイトにもあるタグ検索なので、それが特に特別という事はないわけです。一応使ってみましたが、普通でした。もしかしたら構築中なのかもしれませんが。
AIイラストの多用
ネオページには表紙をサイト内のツールで作成できる機能があります、そのイラスト素材はAIイラストが使用されており、見た目のよい表紙が作成できます。それはそれで良い機能だと思うのですが、いずれ本格的な小説投稿サイトとして軌道に乗った時(収益化が可能になった時)、これは問題にならないのでしょうか? 素人考えですがちょっと心配になります。
長期の運営が可能なのか?
広告バナーもなく、出版社も関わっていないようです。ベンチャー企業が自己資金だけで運営しているという状態です。ビジネスモデル的には「小説家になろう」と「アルファポリス」の中間を狙っているのかな、といった印象です。いずれメディアミックスできるほどの人気作品が出たら状況は変わるかもしれませんが、サイト自体はまだ登録数が7000人程度(2024年時点)でネット上で影響力が出るには5倍、もしくは10倍の登録ユーザーが欲しいのではないでしょうか。
維持費がどのくらいかわかりませんが、順調になるまで持つのか、ちょっと心配、
順調になって出版社にサイト運営を譲渡(買い取ってもらう)流れもあるかもしれませんが。
ネオページは今後とうなっていくのか
サイトはおそらく社内で作成していると思われます。もしそうなら問題があれば修正がコストが低く済むのと早くできる強みはあると思います。
今のところ、「出版化作品」に載っているのは。自社投稿作品ではなく、他で書籍化された作品のみです。いずれここに「ネオページ」発の作品も載ってくるのでしょう。
まずは読みやすく、使いやすい小説投稿サイトに作って欲しいです。