ロズウェル事件:墜落した未知の物体

ロズウェル事件

1947年7月、アメリカ・ニューメキシコ州ロズウェル。 人口わずか数万人の小さな町で、後に世界を揺るがす出来事が起きた。

その朝、牧場主マック・ブレイゼルは、広大な牧草地に散乱する奇妙な残骸を発見する。 金属のようで金属ではない。 折り曲げてもすぐに元に戻る、未知の素材。 そして、表面には見たこともない記号が刻まれていた。

ブレイゼルは保安官に通報し、やがてロズウェル陸軍飛行場の兵士たちが現場を封鎖する。 軍は残骸を慎重に回収し、周囲の住民には口外しないよう警告した。

その日の午後、軍は驚くべき声明を発表する。

「空飛ぶ円盤を回収した」

この発表は瞬く間に全米へと広がり、新聞は大きく報じた。 しかし翌日、軍は声明を撤回する。

「回収したのは気象観測用の気球だった」

なぜ軍はわずか一日で説明を変えたのか。 なぜ現場は厳重に封鎖され、残骸は秘密裏に運び出されたのか。 この不可解な対応が、後に“隠蔽”という疑惑を生むことになる。

事件から30年後。 元軍人ジェシー・マーセルが沈黙を破り、こう証言した。

「あれは気球ではなかった。軍は本当の残骸を隠したんだ」

マーセルの証言は、再びロズウェル事件を世界の注目へと押し戻した。 宇宙人の遺体が回収されたという噂、秘密基地エリア51との関連、政府の陰謀――。 数々の証言と資料が新たに浮上し、事件は“現代最大のUFOミステリー”として語り継がれていく。

しかし、真相は今も明らかになっていない。 1947年のあの夜、砂漠に落ちたものは何だったのか。 それを知る者は、ほんの一握りの人間だけだ。

ロズウェル事件-Wikipedia