クトゥルフ神話 資料

H._P._Lovecraft,_June_1934

忘れられた神々の名が、霧の向こうから呼びかける
封印された宇宙の記憶――クトゥルフ神話とは

クトゥルフ神話(クトゥルー神話)は、作家H.P.ラヴクラフトが創始した架空の神話体系で、「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」をテーマにしています。人類の理解を超えた異形の存在「旧支配者」や「外なる神々」が登場し、彼らとの接触によって理性が崩壊する恐怖が描かれます。
ラヴクラフトの死後、友人で作家のオーガスト・ダーレスが、ラブクラフトの残した作品を系化し、「クトゥルフ神話」と命名。さらには多くの作家たちがクトゥルフ神話を題材に新しいを生み出していき、現在では小説だけでなく、TRPGやゲーム、アニメなど多くのメディアに影響を与える人気ジャンルとなっています。

古代の邪神クトゥルフ

代表的な存在「クトゥルフ」は、深海の都市ルルイエで眠る巨大な邪神で、タコのような頭部を持つ姿が印象的です。
また禁断の書「ネクロノミコン」や、架空の土地「アーカム」「インスマス」なども神話世界の重要な要素です。

クトゥルフ神話の神々たち

クトゥルフ神話に登場する神々は、主に「外なる神々」「旧支配者」「旧神」「地球本来の神々」「眷属」に分類されます。

外なる神々は宇宙的で超越的な存在で、アザトースやヨグ=ソトースなどが知られています。
旧支配者は地球に眠る古代の邪神で、クトゥルフ、ハスター、ウボ=サスラが代表的です。また旧支配者は、【地球外から飛来し、かつて地球を支配した神々】と、【邪神ウボ=サスラが地球上で生み出した神々】とに大別されます。
地球本来の神々は地球本来の神々でドリームランドに住む神々や、様々な神話の神々などです。ノーデンスダゴンなどがいます。エジプト神話やギリシャ神話の神が登場する作品もあります。
眷属は神々に仕える下位存在で、ニャルラトホテップバイアクヘーがその例です。

ただしこれらの分類はクトゥルフ神話の生みの親であるH・P・ラブクラフト、クトゥルフ神話体系化したオーガスト・ダーレス、クトゥルフの神や魔導書の設定ガイダンス的なものを執筆したリン・カーター、クトゥルフ神話の辞典を執筆したフランシス・T・レイニーなどの各作家によって設定や解釈が異なり、矛盾や同一視される神々もいます。また派生作品で新たな設定を加えられる邪神たちもいます。
こうした設定の自由度の高さもクトゥルフ神話の魅力のひとつであり、ここまで世間に浸透した理由といえるでしょう。

【解説】クトゥルフ神話の神々とは?

【解説】クトゥルフ神話の神々とは? 宇宙的恐怖を形づくる存在たち クトゥルフ神話(クトゥルー神話)に登場する神々は、一般的な宗教における「神…