プロットとは?
― 物語づくりの“設計図”となる骨組み ―
「プロット」とは、 物語の骨組み(ストーリーの設計図) のことです。
小説・漫画・映画・ドラマなど、あらゆる物語作品は このプロットをもとに組み立てられています。
プロットの役割
プロットは、作者が迷わず物語を書けるようにするための 地図 のようなものです。
具体的には…
- 物語の始まりから終わりまでの流れを整理する
- 重要な出来事(事件・転機)を並べる
- キャラクターの変化を把握する
- 物語のテーマを支える構造を作る
プロットがあることで、 「何を書けばいいかわからない…」という迷いがなくなります。
プロットの例(超シンプル版)
「桃太郎」をプロット化すると…
- 桃から桃太郎が生まれる
- 村を荒らす鬼の存在を知る
- 鬼退治に旅立つ
- 犬・猿・キジを仲間にする
- 鬼ヶ島で鬼を倒す
- 宝物を持って帰る
これがプロット。 ここから文章や描写を加えてストーリーが完成します。
プロットとストーリーの違い
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プロット | 物語の骨組み・構造(設計図) |
| ストーリー | 実際に語られる物語(文章・セリフ・描写) |
プロットは「設計図」、 ストーリーは「完成した家」というイメージです。
プロットの作り方(基本の5ステップ)
① テーマ(物語の核)を決める
物語で何を描きたいのか、一言で決めます。
例:
- 正義とは何か
- 家族の絆
- 成長と挑戦
- 復讐と赦し
テーマがあると物語がブレません。
② 主人公の目的と障害を決める
物語は 目的(ゴール) と 障害 の対立で動きます。
例:
- 目的:魔王を倒す 障害:強敵、裏切り、時間制限
- 目的:恋人に告白したい 障害:自信のなさ、ライバルの存在
目的+障害=ドラマが生まれる。
③ 物語の流れ(起承転結 or 三幕構成)を作る
起承転結(日本式)
- 起:主人公と世界の紹介
- 承:問題が発生し、行動開始
- 転:最大の危機・大きな転換
- 結:問題解決、物語の終わり
三幕構成(映画・小説で定番)
- 第一幕:日常 → 事件発生
- 第二幕:試練・葛藤・成長
- 第三幕:クライマックス → 解決
どちらを使ってもOK。
④ 重要なイベント(転機)を並べる
物語には必ず「転機」があります。
例:
- 主人公が旅に出る決意をする
- 仲間が増える
- 裏切りが発覚する
- 真犯人が判明する
- 最後の戦いが始まる
これを時系列に並べるだけで、プロットが一気に形になります。
⑤ 物語の結末を先に決める
プロット作りで最も大事なのは 結末を先に決めること。
- ハッピーエンド
- バッドエンド
- ビターエンド
- どんでん返し
結末が決まると、そこへ向かう道筋が自然に決まります。
超シンプルなプロット例(オリジナル)
テーマ:勇気とは何か 主人公の目的:さらわれた妹を救う 障害:強敵、裏切り、時間制限
三幕構成で整理
第一幕
- 村が襲われ、妹がさらわれる
- 主人公は救出を決意し旅に出る
第二幕
- 仲間と出会う
- 敵の罠にかかり絶体絶命
- 仲間の裏切りで心が折れかける
- 妹の手がかりを掴む
第三幕
- 敵の本拠地に突入
- 裏切った仲間が戻り協力
- ボスを倒し妹を救出
- 主人公が“本当の勇気”を理解する
これだけで、物語の骨組みが完成します。
まとめ:プロットは“物語の地図”
プロット作りは…
テーマ → 目的と障害 → 流れ → 転機 → 結末
この順番で作ると、誰でも迷わず物語を書けます。