未知なるカダスを夢に求めて
1904年、30歳のランドルフ・カーターは、夢の国の「未知なるカダスの地」を目指していた。カーターの道程は、ウルタール、ダイラス・リーン、オリアブ島、セレファイス、レン高原、そしてカダスに向かう。一方、万物の総帥アザトースの意志の代行者、暗黒の大使ニャルラトホテプは、カーターがカダスに向かうことを妨害する。彼は、ムーンビースト、シャンタク鳥などを繰り出し、本人もカーターの目の前に立ちはだかる。対してウルタールの猫、夜鬼、屍食鬼、そしてノーデンスたちがカーターを支援する。
1926年の8月に執筆が始まり、1927年1月22日に完成した。ラヴクラフトの死後に原稿が発見され、1943年にアーカムハウスから発表された。
短編小説が中心だったラヴクラフトの作品の中でも『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』に並ぶ長編としても挙げられることがある。
wekipedhiaより抜粋