『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話は、事件解決とバディ成立を描く物語の始まりです。その構造を三幕八場構成で整理すると、ドラマの仕組みがより鮮明に見えてきます。
では第1話を「三幕八場構成」で分解してみましょう。各場面がどの役割を果たしているかを整理すると、ドラマの構造が見えやすくなります。
【期間限定無料配信】日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』第一話
- 公式サイト ラストマン-全盲の捜査官(BS-TBS)
『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話の三幕八場構成
第一幕(導入)
- 設定提示(Setup)
- FBI特別捜査官・皆実広見(福山雅治)が日本に来日。全盲であることが強調される。
- 護道心太朗(大泉洋)との初対面。バディ関係の「衝突の予兆」が描かれる。
- きっかけとなる出来事
- 事件発生。誘拐事件の捜査に皆実が関わることになる。
- 心太朗は皆実のやり方に懐疑的だが、共に捜査に乗り出す。
第2幕(拡大)
- 第一転換点(First Turning Point)
- 皆実の鋭い観察力が事件の手がかりを導く。
- 心太朗は「盲目でも捜査官として有能」という事実に直面し、態度が揺らぐ。
- 葛藤の深化(Complications)
- 犯人像が浮かび上がるが、証拠が不十分。
- バディの対立が激化し、捜査方針をめぐって衝突。
- 中盤の逆転(Midpoint Reversal)
- 犯人の行動が予想外に展開し、捜査が振り出しに戻る。
- 皆実の「人間観察力」が突破口を開く。
- 危機
- 犯人の行動がエスカレートし、被害者の命が危険にさらされる。
- 心太朗は皆実の判断を信じるかどうかの選択を迫られる。
第三幕(解決)
- 第二転換点(Second Turning Point)
- 皆実の推理が核心に到達。犯人の真意と行動パターンを読み解く。
- バディとしての信頼関係が芽生える瞬間。
- クライマックスと結末(Climax & Resolution)
- 犯人逮捕。事件解決。
- 心太朗は皆実の能力を認め、バディ関係が正式に成立。
- シリーズ全体の「護道家の秘密」への伏線が提示される。
ポイント
- 各話は「事件解決」を中心に三幕八場構成で展開。
- シリーズ全体では「護道家の秘密」「皆実の過去」という大きな三幕構成が重層的に重なっている。
- 第1話は「バディ成立」がテーマなので、八場構成が特にわかりやすい。
まとめ
『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話は、事件解決とバディ誕生を描く物語の始まり。三幕八場構成で整理すると、緊張と逆転、そして信頼の芽生えが鮮やかに浮かび上がり、シリーズ全体のテーマ「絆と真実」へとつながる構造が見えてきます。