忘れられた神々の名が、霧の向こうから呼びかける
封印された宇宙の記憶――クトゥルフ神話とは
封印された宇宙の記憶――クトゥルフ神話とは
クトゥルフ神話(クトゥルー神話)は、作家H.P.ラヴクラフトが創始した架空の神話体系で、「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」をテーマにしています。人類の理解を超えた異形の存在「旧支配者」や「外なる神々」が登場し、彼らとの接触によって理性が崩壊する恐怖が描かれます。
ラヴクラフトの死後、友人で作家のオーガスト・ダーレスが、ラブクラフトの残した作品を系化し、「クトゥルフ神話」と命名。さらには多くの作家たちがクトゥルフ神話を題材に新しいを生み出していき、現在では小説だけでなく、TRPGやゲーム、アニメなど多くのメディアに影響を与える人気ジャンルとなっています。
古代の邪神クトゥルフ
代表的な存在「クトゥルフ」は、深海の都市ルルイエで眠る巨大な邪神で、タコのような頭部を持つ姿が印象的です。
また禁断の書「ネクロノミコン」や、架空の土地「アーカム」「インスマス」なども神話世界の重要な要素です。

クトゥルフ神話の神々たち
クトゥルフ神話に登場する神々は、主に「外なる神々」「旧支配者」「旧神」「地球本来の神々」「眷属」に分類されます。
外なる神々は宇宙的で超越的な存在で、アザトースやヨグ=ソトースなどが知られています。
旧支配者は地球に眠る古代の邪神で、クトゥルフ、ハスター、ウボ=サスラが代表的です。また旧支配者は、【地球外から飛来し、かつて地球を支配した神々】と、【邪神ウボ=サスラが地球上で生み出した神々】とに大別されます。
地球本来の神々は地球本来の神々でドリームランドに住む神々や、様々な神話の神々などです。ノーデンスやダゴンなどがいます。エジプト神話やギリシャ神話の神が登場する作品もあります。
眷属は神々に仕える下位存在で、ニャルラトホテップやバイアクヘーがその例です。
ただしこれらの分類はクトゥルフ神話の生みの親であるH・P・ラブクラフト、クトゥルフ神話体系化したオーガスト・ダーレス、クトゥルフの神や魔導書の設定ガイダンス的なものを執筆したリン・カーター、クトゥルフ神話の辞典を執筆したフランシス・T・レイニーなどの各作家によって設定や解釈が異なり、矛盾や同一視される神々もいます。また派生作品で新たな設定を加えられる邪神たちもいます。 H・P・ラブクラフト作品3本朗読です。音声読み上げソフトvoicepeak 「ダゴン」の朗読は男性Verになっています(単独で公開している朗… 『未知なるカダスを夢に求めて』とは?ランドルフ・カーターが追い求めた“理想郷”の正体 H・P・ラヴクラフトといえば、クトゥルフ神話の怪物や宇… 『闇をさまようもの』は、H.P.ラヴクラフトが1935年に執筆したクトゥルフ神話の短編小説です。怪奇作家ロバート・ブレイクは、プロビデンスの… 映画『闇に囁くもの』(2011)は、H.P.ラヴクラフトの同名小説を原作とした白黒ホラー映画です。民俗学者ウィルマース教授がバーモント州の山… 物語の深淵へ降りる階段 クトゥルフ神話TRPGのための世界観ガイド — 神話学・哲学・心理学から読む“宇宙的恐怖”の使い方 — 1. クトゥ…
こうした設定の自由度の高さもクトゥルフ神話の魅力のひとつであり、ここまで世間に浸透した理由といえるでしょう。
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