「アクション型三幕構成」をアクション小説と冒険小説に応用するとどうなる?わかりやすく解説!
物語づくりの基本として知られる「三幕構成」。 その中でも、スピード感と緊張感を重視した “アクション型三幕構成” は、アクション小説や冒険小説と相性抜群です。
しかし、同じ三幕構成でも アクション小説と冒険小説では使い方が大きく変わる ことをご存じでしょうか。
この記事では、両ジャンルにおける三幕構成の使い方を並べて比較しながら、 「どう物語を組み立てれば読者が“体感”できるのか」 をわかりやすく解説していきます。
アクション小説への応用
◆ 第一幕(導入 / Setup)
アクション小説では、冒頭から小規模な戦闘や襲撃を入れて読者を一気に掴むのが鉄則です。 主人公の能力・背景は、説明ではなく “戦いの中で自然に見せる” のがポイント。
例:
- 暗殺者が突然襲撃される
- 主人公が街中で敵に追われる
◆ 第二幕(対立 / Confrontation)
敵の罠や組織との戦いが段階的に激化し、物語の緊張感が高まっていきます。 リズムは 「戦闘 → 準備 → 戦闘」 の繰り返し。
例:
- 敵のアジトに潜入
- 仲間の裏切り
- 主人公が負傷し、そこから立ち直る
◆ 第三幕(解決 / Resolution)
ラスボスとの決戦がクライマックス。 ここで最も派手な戦闘を描き、主人公の成長や復讐の完結を示します。
例:
- 都市全体を巻き込む銃撃戦
- 最後の一騎打ち
冒険小説への応用
◆ 第一幕(導入 / Setup)
冒険小説では、主人公や仲間が旅に出るきっかけを提示します。 冒頭には 小さな冒険や試練 を入れて読者を引き込みます。
例:
- 遺跡での小競り合い
- 未知の土地での危険な遭遇
◆ 第二幕(対立 / Confrontation)
旅の途中で障害や敵が次々と現れます。 リズムは 「冒険 → 休息 → 冒険」 の繰り返し。
例:
- ジャングルでの罠
- 砂漠での飢え
- 仲間との衝突
中盤には、
- 目的地が失われている
- 宝が偽物だった などの 大きな転換点 を入れると物語が一気に深まります。
◆ 第三幕(解決 / Resolution)
最終目的地で最大の試練に挑みます。 クライマックスでは冒険のピークを描き、主人公の成長や仲間との絆を強調します。
例:
- 古代遺跡での決戦
- 秘宝の奪還
- 仲間を救うための最後の冒険
アクション小説と冒険小説の違いを比較
| 項目 | アクション小説 | 冒険小説 |
|---|---|---|
| 導入 | 戦闘や襲撃で掴む | 小さな冒険や試練で掴む |
| 対立 | 敵との戦闘・裏切り | 自然環境・旅の障害・仲間との衝突 |
| 緊張と緩和 | 戦闘と準備の繰り返し | 冒険と休息の繰り返し |
| クライマックス | ラスボスとの決戦 | 最終目的地での試練・宝の奪還 |
| 体感効果 | 「止まらない戦い」 | 「果てしない旅」 |
まとめ:三幕構成は“体感”を作るための設計図
アクション小説では 戦闘のリズム を中心に、 冒険小説では 旅のリズム を中心に構成することで、 読者は物語を「理解する」だけでなく「体感する」ようになります。
アクション型三幕構成は、 どちらのジャンルでも “読者を物語に没入させる強力なツール” です。
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