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敵対者とは?
ウェキペディアによると
【敵】の定義は、 自分に危害を加えようとしている相手、自分の利益の達成を阻害している相手、戦場における交戦相手、ゲームや競技における競争相手ライバルを指す。いっぽうの利益がいっぽうの損失になり、攻撃行動を惹起する。また、自分の好みや考えと著しく対立している人物や組織を指すこともある。
―― と、あります。
物語において、多くの作品には登場する存在ですが、それは必ずしもバトル系の物語ばかりのものではありません。
恋愛ものでも日常を描いたドラマでも必ず存在します。 それは人やモンスターや悪の組織とは限りません。
ここでは考え方をシンプルにする為、あえて主人公の弊害になるもの全てを指す、という表現をさせてもらいますね。
“敵”とは、自然災害であったり、突然の不幸だったり、恋のライバルだったりと様々。
“敵”は、姿を変えてあらゆるかたちで主人公に立ちふさがるのです。
そして彼らが起こす影響は主人公の葛藤に繋がります。 葛藤が発生すれば、それを乗り越える事が物語となります。
例えば、恋愛モノでの敵は恋のライバル、あるいはカップルの間を裂くようなアクシデント。
敵の最大の役割は“それ”を乗り越える事なのです。
恋のライバルの登場で主人公が本当の気持ちに気づいたり、どちらかが引っ越してしまう事になり、ついに告白する、などの展開を引き起こすでしょう。
考えられる定義はこんな感じ
↓
・敵=葛藤の原因となりえる=排除が目的になりえる。
・ジャンルを問わずあらゆる物語に存在する。
“敵”といえば、よく主人公の真逆の役割であるシャドウ(影)が敵となるパターンがあります。
白に対して黒
光に対して闇
天使に対して悪魔
それも悪くありませんが、決めつけると物語のバリエーションを狭めてしまうので、ここは頭を柔らかくしてもらって、ひとつの考え方と捉えて下さい。
要するに、必ずしシャドウが敵とは限らないのです。
私はシャドウは、主人公がある分岐点で別れて発生した存在だと思います。 それについては、それは別の機会に。
拝読ありがとうございました。
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